Q&A
AIを使いこなす社員と使えない社員の差が広がってきました。どう対処すればいいですか?
経営業務改善
結論として、格差は個人のスキル差として放置せず、「使える人のやり方」を業務単位の型(手順とプロンプト)に落として全員が使える状態にすることで縮まります。この問題は珍しいものではなく、帝国データバンクの2026年3月調査(10,312社回答)では、生成AIを活用している企業の18.8%が「使いこなせる社員と使いこなせない社員の間で能力や成果の格差が拡大した」と回答しており、大企業では23.6%にのぼります。ツールを配って各自に任せると、ほぼ確実に起きる現象です。
対処の順序は3つです。1つ目は、使いこなしている社員が実際にどの業務で・どんな指示文を使っているかを聞き取り、業務ごとに1枚のカードにすることです。「議事録の下書き」「見積依頼メールの返信」のように業務名を付け、実際に使った指示文をそのまま貼ります。2つ目は、そのカードを社内の共有場所に置き、「この業務ではこのカードを使う」と業務側から紐づけることです。人に教えるのではなく、業務に手順を付ける形にすると、AIが苦手な社員でも入口が明確になります。3つ目は、月1回程度、誰がどの業務で使ったかを簡単に集計し、使われていないカードを見直すことです。
やってはいけないのは、格差を埋めるために「全員が同じ研修を受ける」だけで終わらせることです。研修は共通言語をつくる効果はありますが、翌日から自分の業務でどう使うかが決まっていないと元に戻ります。私たち自身も、社内のAI秘書に任せる業務を「指示書+手順(スキル)」の形で文書化して運用しており、属人的な使い方を型に変えることが定着の近道だと考えています。
$ 注:このQ&AはAI秘書が下書きし、部長が確認しています。